2022年1月6日から清瀬市にある東京病院の敷地内にコロナウイルス病棟を作り始めて9日目になります。凄い勢いで現場を進めています。この基礎の距離は1キロ以上あります。普通の住宅基礎で約50メートルとすると20棟以上の距離です。3棟に分かれていますが、仕上げのコンクリートを19日から打ち始め22日で打ち終わります。20日間掛からずで終わらせます。鉄筋工事は瑞穂の鳥海鋼業、型枠工事は町田市の岡村工務店が施工しています。名尾建はこの基礎工事の中、何を施工しているかと言うと1、何処に建てるか。2、捨てコンクリート。3、墨出し、高さ出し。4、アンカー設置。5、コンクリート打ち込み。を名尾建は受け持ち、大和リースの所長が先頭に立ち、普通なら考えられない様な工期を作り、それに向かって皆んな頑張っています。
私達のやっている土木建築業の仕事は魅力はありますが勿論欠点もあります。飲食店の様にお客さんが店のサービスに納得してくれれば、そのお客さんは又来てくれます。しかし私達の土木建築業は良い仕事をしても元請け会社が仕事をくれるとは限りません。何故なら元請け会社の上の人達は数字しか見ていないからです。名尾建が1000万円で見積りを出し、他社が900万円で出すと、必ず安い見積りの会社を使う事を上の人達は進めます。しかしそれでも他社よりも高く見積りを出した名尾建を使いたくなるにはどうすれば良いか?と常に考えています。しかし嬉しい事にこの様な大きく突貫現場などは必ず指名で名尾建で施工の依頼がきます。名尾建が普段から精度の良い仕事をしている事を元請会社の人達が認めてくれているからだと言う事だと思います。この様な仕事依頼があると名尾建の経営方針、プライドのあり方はあっていると分かり誇りに思います。
この突貫現場の名尾建の職長は3年目の佐藤竜馬が担当しています。勿論私が竜馬を指名しました。昨年羽田空港脇にコロナのPCR検査棟をオリンピック前に施工しました。三郷営業所の所長の鈴木龍一が職長として担当しましたが、このPCR検査棟も今回の現場の規模と同じぐらいで突貫現場でしたが、100点に近いぐらい上手く出来ました。アンカー設置で何千本とあるのに、一本のミスが無かった事は凄い事だし奇跡だと今でも私は思っています。その事を考えるとこの清瀬のコロナ病棟も龍一に行かせたいと考えましたが、竜馬で行く事にしました。まだ25歳ですが、この緊張感からくる焦りやワクワク感、さらには完了した時の達成感は普段の現場ではあじわえない感覚です。 名尾建の若い人達に一番感じてもらい勉強してもらいたい事は大工さん、鉄筋屋さんにどの様に自分の気持ちを伝える事が出来るか!です。コレは大工さんの仕事!コレは鉄筋屋さんの仕事!では無くこの日迄に終わらせたい!と強い気持ちを伝える事で現場に緊張感が生まれます。職人に舐められない、馬鹿にされないでは無く、この日迄に終わらせたい、一緒に頼みます!と言う強い気持ちを伝える事を勉強してもらいたいですね。その様な気持ちがあれば、現場は綺麗に上手く行くと思います。最後は気持ちですね。
昨日夕方、工事部長から電話を頂き、今清瀬の現場だけど上手く言っているから、このままよろしくお願いします。と電話を頂き嬉しいし誇りに思います。子供が褒められた感じですね!後10日ほどですが竜馬を先頭に頑張ってもらう様ですね。終わったら成長してますね。俺も頑張らないとですね!良し。
2022
15
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