お金!ってなんだろう。て考える事が多くなりました。きっと55歳と年齢もあるでしょう。人生お金では無い!と思う事はきっと歳を重ねた経験とお金を普通の人よりは稼いだ経験からだと思います。21歳に名尾建材を作り23歳の時法人会社にしました。何故23歳の若さで法人会社にしたかと言うとただ単に金融機関からお金を借りやすい!と言うメリットがあるからだけでした。
今思うと当時はバブル景気がまだまだ残っていてバブル崩壊が始まっていた時代でした。その為稼ぐ事は分からなかったが仕事もたくさんあり、金融機関からの融資は結構簡単な時代でした。信用で手形と言う紙切れを金融機関からもらい、ダンプ、バックホウなど何でも簡単に買える時代でしたね。一億円の借金なんて、ア!っと言う時代でしたね。勿論運転資金も銀行、信用金庫少し悪くなると商工ファンド、町金など運転資金の借金もア!っと言う間に一億円でした。
22歳から26歳の当時、ダンプ屋として名尾建材はイケイケでした。当時かなり仕事を持っていた会社から仕事をもらう様になったのですが、そこの工事部長が、名尾君バックホウ勝った方が良いよ!と言われ250万円で買えるよ!と言われ買ったのですが、買いたくて勝った訳では無く、工事部長に買わされた?と言うかんじです。今で言うとパワハラですね。バカみたいな生活をしていた私に250万円と言う大金があるはずも無く、母親に250万円貸してくんないか?と言うと、無いよ!と言われました。バカな私は250万円くらい貸してくれよ!と言うと、あの気の強い母親が涙を目に浮かべ無いよ!と言われた事を今でも忘れません。それ以来お金の話は親とはしなかったですね。今思うときっとお金が用意出来ない自分が悔しかったのかもしれないですね。生きていれば聞きたい事の一つです。結局250万円で買ったのですが、後に分かった事ですが100万円の機械を250万円で買わされていました。当時の私はこんな事ばかりでしたね。
当時26歳で、2億円以上の売り上げがあり見栄だけで生きていた時代でした。20tクラスのバックホウを頭に7台、大型ダンプを頭に8台あり、今の様に目的を持って買っていたのでは無く、全て見栄で買って、バックホウなどは7台ある物のバックホウのオペレーターは私と森部長の2人だけで後の5台は遊んでいました。ダンプも一緒でしたね。時代も時代でバブル崩壊の後もあり不良債権もたくさんあり底でしたね。
結果27歳当時3億以上の借金があり、バックホウ、ダンプを全て売払いましたが税金、町金、銀行と1億6千万円ほど借金が残り、結果銀行は金利プラス元金一万円を41歳迄払らっていました。バブル崩壊後、国からの特別融資と言う商品が出て売り上げの3倍と言う事で五千万円かり税金、町金を買えしたらスッテンテンになり借りた翌月には銀行に行き元金一万円と金利だけにしてもらいました^_^
その当時残ってくれているのが、川崎、森、古川の3人です。この27歳から41歳迄の14年間は悔しい思い、情け無い思いはたくさんありましたね。社員の給料もそうでした。給料日に払えない事もあり、川崎、森、古川は私が43歳ぐらい迄は、給料!今日とりに行って良いですか?と言うのが癖になっていました。
又現金支払いの工務店は夕方集金に行き、いつも最後に回され夜中迄待たされ悔しかったですね。その社長も悪気があった訳では無くお金が無かった経験がなかったんだと思います。
又は三平建設の紹介の材料屋ですが、当時40万円の現金の無い私が、伝票でお願いします!と言うと材料屋の営業マンから、社長!伝票はダメです。現金で!とさらには、社長!現金で断る材料屋は無いですよ!社長!と言われた事も頭に焼き付いていますね!カード会社でお金を回していましたが、ほとんど止められましたね。8年間!
こんな経験は書いていると幾らでもあります。話せば何日あっても足りません。しかし今では良い思い出話しですね!良い経験です!今でも名尾建があるのは、100%妻の真由美さん、川崎、森、古川のおかげです。結果論ですが、見栄を張っている時に付き合っていた人達とは不思議に付き合いはありません。しかしこの4人もしくはもっといましたが、名尾俊太郎の本質を見抜いてくれた人が今も私と付き合ってくれたのでしょう。
私も50歳を越し来月で55歳になります。名尾建も凄い勢いで成長しています。一年半前ですが、今の会社の現金と銀行の融資を受け5億の現金をそろえました。何故?と言うと5億の現金をそろえる事で何か知恵が生まれるかも!と思いましたが、知恵は出ません。やっぱり私は汗をかくタイプの経営者なのが分かりました。
見栄を張ってお金を使うと人間味に欠けます。だから利用される様になります。その様な人ばかり集まってきます。又はその様な人が行く場所に行くようになります。その様な場所はお金を出す人とご馳走になる人に分かれます。逆に一般大衆の様なお店では割り勘がほとんどです。その様なお店では人間味があります。そう考えると見栄を張るお店に行くより私は人間味のあるお店を選びます。何故なら相手の本心が分かるからです。ご馳走になると言いたい事は我慢します。割り勘で食べると我慢しなくなります。何故ならお金を出して我慢したくないからです。私は全てお金を払います。だから私の伝えたい事を一方的に話しますよ!その為その様なら場所は作りません。
奈良課長、小澤課長、鈴木課長の3人にはお金の話をします。千円のお金を1円の価値にするのも1万円にするのも自分次第だよ!だから払うのも大事だけど払わすのも大事だよ!ってね。会社で上に立つ人はお金の使い方だよと話します。私は社長の前に男としての理想は社員の家族を助けられる男になりたい!と言います。助けられないと、22歳の時私の母親の悔し涙を頭に浮かべてしまいます。65歳の定年迄後10年あります。名尾建に5億の資産を残す事も目標の一つです。その事を考えると3人にはうるさくなりますよね。お金は見栄の様な死に金で使うより次世代の若者の事を考えて使うべきですね。会社創業者に良くいますが愛社精神では無く会社に執着している人が多くいます。だから次世代の人が育たなくM & Aなどが流行るんですね。お金は怖いし、人を変えます。怖いですね。伝える事も頑張んないとですね。良し!