スタジオを建てる土地の開発工事も7月末には完了する予定です。昨日も森部長と小澤課長を始め9人で現場を進めていました。名尾建の人達がそろうと、とても楽しそうに現場が進んでいきます。
私は18歳から土木建築業界に携わっていますが、私達の代の人達はただ単にお金が稼げる!と言う意識からこの業界に入りました。立川市の喫茶店で時給500円、新宿の喫茶店で時給600円の時に土方をやると、1日8000円から10000円ももらえる時代でした。又18歳の世間を知らない馬鹿な私達は税金!と言う仕組みすら分からず働いていました。逆に税金!と言う仕組みも教えない様ないい加減な職業だったのだと思います。30年以上前とはいえ、本当にいい加減で福利厚生費がしっかりして来たのもつい最近ですね。その為土木建築業界で働く人達は中卒、高卒、少年院、前科者などが多い時代でした。それでも働いて飯を食える時代でした。
さらに私達の15歳以上先輩の職人達は親から手に職を付けたら飯は食える!と言われた時代でした。木造の大工さんなどは贅沢な生活は出来ないが、70歳過ぎてもバリバリ働いている方が多いですね。勿論定年制度もないですし、本当に飯が食える仕事です。
今の40代の下の人達は手に職を付けるのでは無く、良い高校、良い大学に行き大手企業で働いたら飯が食える時代だと親から言われる時代です。本当にこの何年かで時代は変わるもんだと思います。私の時代は勉強しないと大学に入れない時代でした。今の時代は三流、四流の大学で有れば入れる時代です。この仕組みを作ったのも政治の世界ですね!大学に1人行く事で10万円ぐらいの学費を毎月大学に納めます。さらに大学は1人の生徒に対し年間80万円程の税金を国からもらいます。その為に大学からすると大学に来る生徒はお客さんなんですね!私の知り合いの某大学の教授と話しましたが、生徒を辞めさせない様、気を使う時代で疲れる!昔から考えると考えられない!となげいていました。やっぱり時代の変化ですね。
私が思うに土木建築業界の何を変えるか?と考えるとまずは清潔感!清潔感さえあればスーツより作業服は私にとったらカッコ良いもんです。次は金銭面です。やはり社員の平均年収をいかに上げる事ができるか!さらには年収1000万円を稼ぐ社員を何人出せるか!ですね。しっかりとした強い組織を作る事で後何年かで出来ると思います。ただ一つ変えられない事があるとしたら休日でしょう。しかし日曜日の現場作業はなくなりました。さらに世の中は土曜日迄も日曜日と同じ扱いになってる時代です。私達の業界も変わって来ますね。しかし実際は土日に休んでいる人達は形だけで土曜日はゴルフなど付き合い仕事や土曜日に仕事の整理をしている人達が現実ですね。今からの時代はしっかりと休みを取らせ、年収を下げる時代になって来た様に思います。その様に考えると土木建築業界も良いもんですね!手に技術を身に付ける事により、何処で働いても家族に飯を食べさす事ができます。これが、誇りであり自信に繋がります。頭が悪い奴は身体で稼げ!っと死んだお袋に言われましたが、時代は変わって来ましたね。
この土木建築業界の男っぽさだけは、変わってほしく無いですね!もっと頑張んないとですね!
2021
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