会社の部屋を片付けていると有限会社名尾建材の封筒が出て来ました。平成2年11月と妻の真由美さんの字で書いています。昭和63年に名尾建材を個人事業主でやり始め、平成2年11月に法人にしました。30年も前になりますね。歴史を感じますね!
こないだ古くからの知り合いから電話をもらい話していました。彼は60歳になります。私が25歳ぐらいの時から知っていたので30年近い付き合いになります。あるきっかけで10年間振りにあったのですが、彼の会社には若い社員が31歳の長男が1人です。名尾建には10代20代の若者がいます。この環境を見て私は幸せを感じました。さらに感じたのは、失礼ですが彼の社員の長男と名尾建の社員の意識や仕事に対する考えの違いにとても差を感じました。長男の社員は5年間父親の元で働いているそうですが、現場を収める事は出来るが現場のお金の管理は一才やらせていませんでした。木造の新築やリホームの仕事をやっていますが、こだわりもありません。コイツ5年間何を教わり何を考えて毎日仕事をしていたのか疑問が起きます。この様な育て方をしていると現場で職人さん達にバカだと思われている事が分かります。
私の若い人を育てる感覚は、一番最初に教える事は仕事の魅力や誇りです。その次に教える事はこだわりです。同時に金額面も覚えていきます。私も54歳になり今、土木建築業界の魅力を若い人達にどの様に伝えて行くか!が私の使命感に感じる事があります。土木建築業界の仕事内容の魅力を伝えたら次はお金の稼ぎ方又はお金の使い方です。
地域貢献と言う言葉があります。まずは名尾建の本社近くの南大沢から始めようと考えています。勘違いしてはいけないのは地域貢献!は奉仕の気持ちもありますが、地域貢献イコール経営になります。良い事をしている様でお金や人が動きます。結果、商売になります。ただ勘違いしてはいけない事があります。もし地域貢献を南大沢から始めた時に、仮に儲かったなら地域貢献の幅を南大沢から八王子市に!さらに利益が出たならば八王子市から三多摩区に、さらには、三多摩区から東京都に!と地域貢献の幅を広げる事が正しいお金の使い方だと私は考えます。それとは逆に地域貢献を南大沢から始め仮に儲かった時に、車を買ったり贅沢をする事が間違えたお金の使い方だと私は思います。お金を稼ぐ事は一緒ですが、前者は良い人と言われ、後者は悪い人!と言われると思います。お金は怖いですね!
話はズレましたが、結果、友人の長男は6月いっぱいで友人の会社を退職し、自分で新たに会社を作りました。友人から息子が独立した事で電話がありました。私は友人にも息子にも互いに今の会社で互いに尊重し共存する事がベストだ!と言っていましたが、息子の方は私の話を理解しましたが、60歳の友人の方が理解が出来なかった為、離れる事になりましたね。友人に言いました。会社に執着がありすぎるんじゃ無いか!ってね。そう言うと、当たり前だよ!25年以上だから!って。
例え会社でも執着があるんなら1人でやるべきだと私は思います。執着とは自分の物!だからです。社員も物と同じ扱いに勘違いしていると思います。私の会社に対する考えは執着では無く、愛情で無いといけないと思います。執着は自分の物!愛情は気になる物!気になるから育てようとするんだと思います。
友人は息子が辞めてなんかモワッとすると言っていましたが、私はあなたの気持ちは全く分かりません!っと言いました。逆に息子を俺が育てるよ!っと言いました。私も今後、スタジオや私の家を建てる計画があるため、息子の掛けている所を教え、立派に俺が育てるつもりです。年配の面倒より若い人を育てる方が日本の為ですよね!俺も頑張らないとですね!良し!
2021
29
Jul Copyright © 硬派な生き方 All Rights Reserved.