銀座の名店に懐石料理を食べにいきました。2人の娘の成人式や三十周年記念の時など、節目などに着物のレンタルなどでお世話になっている店長が立川店から銀座店に移動したのを機にご飯を食べる機会が出来ました。その店長のGさんと妻と長女の4人です。銀座の名店に来たのは、妻の短大時代の友人の旦那さんがこの名店で料理人として働いているからです。妻の友人の結婚式に妻と私2人で呼ばれ、その時から料理人として今回行った名店で働いていました。旦那になったSさんは7歳か8歳ぐらい歳上です。そう考えるとその名店で40年ぐらい働いている事になります。九州出身の方でいつかは九州に帰り店でも出す様な事を言ってましたが、この様にこの名店で40年も働く事になったのでしょう。私からしたら、九州で店を出すより、この名店で料理人として40年働いている事の方が自慢になります。Sさんと出逢って30年以上経ち始めて来ましたが、前菜を出す前に料理人としてSさんが挨拶に来てくれて、一言!今日は一生懸命やらせて頂きます。何かありましたら、なんなりと申し付けて下さい!この言葉に心がグっときました。男としてなんとも言えない言葉ですね。懐石料理をこの名店で40年修行した男の言葉です。一品一品が出る度に感動しました。
そして又、今回一緒に食事をしてもらった貸衣装などの仕事をしている店長のGさん!この方も貸衣装から結婚式のあらゆる事をして40年以上働きキャリアウーマンです。ずーと店長をやっているのですっかり名前はGさんではなく店長が名前になっています。エステサロンを開業した長女にいろいろアドバイスをして頂き長女も少しは自分の店の想像が出来る様になったと思います。私も一緒に聴き入ってました。名店の女将さんもSさんの知り合いと知ってか、しょっちゅう挨拶に顔を出してくれ、いろいろ話してくれました。今日出会った3人共かっこよく、身近に凄い人っているもんですね。
今回つくづく考えさせられたのが、ブランドです。私でも銀座の一等地に構える名店で働いてみたいと思う様に、ブランド力は大事ですね。貸衣装の店も銀座や新宿など銀座や新宿の中でも一等地に店を構えています。ブランド力の付け方はいろいろありますね。
ある会社があります。社員が固定されず長くて3年から4年、短いと1年2年で直ぐに辞めてしまいます。技術のある人ほど辞めてしまいます。会社として力はあるのに社員が固定されず技術がついていきません。そこの会社の社長が私の所に来て話しました。社員の給料を少しでも上げてあげたい、その為に単価を上げてもらいたい!そうする事で離職率が減ると思います。聞えはいいですが? 私は今払っている単価は何処でも来てくれる単価です。しかし技術があれば、多少単価が高くても構わないと思います。会社の価値は技術や案を出し付加価値を付け価値を上げ単価を上げるか、その逆で離職率が多い為技術が上がらない!その為単価を下げて仕事をとるしかありません。会社方針はどちらかだと思います。会社は直ぐには力は付きません。少しずつ技術を上げる事で社員1人1人が自信を持ち、社員皆んなが自信を持つ事で、会社に力が付き誇りが出来て長く働いてくれると思います。
今回は名店で働くSさんや貸衣装の店長と会う事でさらに会社の方向が分かりました。焦ってもダメですね。コツコツかな?
2020
29
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