土木建築業界!と聞くと私達の時代35年前は日当8000円〜18000円と求人募集に書いていました。当時は喫茶店では、立川で時給500円、新宿でも600円でした。後、今でも疑問なんですが、喫茶店などでは賃金をもらう時に税金が引かれ、土木建築などではハイ!と税金を引かず裸で現金をくれた時代!その為、サラリーマンより年収は低いが、手取り額が良い為、稼げる!と思う時代が、つい何年か前迄続いていたのがこの業界でした。
そう考えると35年前と今現在の土木建築業界の賃金はほとんど変わっていない事が分かります。15000円x22日330000円 330000円x12ヶ月3960000円
20000円になったとしても、年収で言うと5280000円が現実です。日本国の平均年収を下げているのが土木建築業界と言う事がわかりますね。月に22日以上働けるだろ?と思いますが、年間で考えると22日から23日が現実ですね。
名尾建の給料体制は30年以上前から月給制にしています。何で?と言われても何となくでは無く、私自身、経営者としてリスクを背負って経営したかったのだと思います。今の名尾建の給料体制は10年間働いたら年収550万円は保障する!と言っています。年収550万円賃金を払うと言う事は福利厚生から考えると日当賃金に直すと一日26500円になります。
現場作業の現実がこの様な金額ですね。現実、現場作業で550万円の年収は難しい!と言うのが本心かもしれません。
稼げない?では無く、どうやって稼ぐ様にするか!ですね。今の30代から下の従業員達に言う事は仕事を覚える事は当たり前、土木建築業界に誇りを持ち、後輩にこの仕事の魅力をどう伝えるか!が作業とは別にプラスαの仕事だ!と教育しています。後輩が出来、作業を教える、伝える!事で組織が大きくなり、人間味が加わり組織が組織力になると思います。
江戸時代から日本国では言われている言葉で、人、物、金!と言う言葉があり、人を育て、物を作り、お金がついて来る!と言う意味です。この言葉の意味を理解し行動する。高卒、大卒でも現場で作業を覚えながら誇り、魅力を自分なりに身につけ後輩に伝える!この様な考えがプラスされる事で会社に利益が出る様になり、給料が増えるのだと思います。
私達の若い頃は何故仕事を覚えるか?覚えたからと言っても給料が上がるにも限界があります。それでも仕事を覚える事で馬鹿にされない、威張れる、舐められない!コレだけの為に一緒懸命仕事を覚えていました。
そんな教育を受けていたのが私達、50代60代の時代なのかも知れませんね。簡単に言うと一番楽な時代です。自分の事だけを考えて仕事をしていれば良い時代の様な気がします。私達の年代が伝える!と言う一番大切なのは重要な仕事を行動していないから後輩が出来ないのかな?と思う事が多々ありますね。そこは自分なりに反省し、名尾建の従業員達に伝えたい事ですね。この様な行動、教育することで現場作業の業界も変わると思いますね。
ある事でスーパーゼネコンと言われる鹿島の人事部の人の話を耳に入れたのですが、コレから土木建築業界には日本人の若手はこないから、外国人のやる仕事だ!と言っていました。コレが日本国のスーパーゼネコンの言っている言葉なのかも知れません。何故、日本人の若い人達にものづくりの魅力を伝えようとしないのかな?と思います。本当に私達の年代は楽ばかり考えていますね。日本人に魅力を伝えるなら、外国人を雇用した方が楽だ!てね。
それかもしかしたら、今の働き方改革をする事で賃金が上がるから外国人労働者を少しでも安く働かせようとしているのかも知れませんね!何でも金から考えるといつか詰まりますね!
俺には俺の経営者としての理念を通すのみです!
死ぬ迄には結果が分かるかもですね!良し、今日も頑張ろ!
2023
27
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