
何で土木建築業界の仕事は今の学生に人気がないんだろう?っと良く考えます。私達の時代!40年前、この土木建築業と言えば、中学校卒、高校卒、さらには少年院、前科者が働くイメージでした。まず、大学卒業する人は珍しかったですね。さらに私より20歳ぐらい上の年代の方々は中学卒業の人ばかりですね。
40年前私が18歳の時代、仕事に対する考え方は大手企業や役所に入る事が出来たなら安泰!っと言われた時代でした。公務員などで就職をすると60歳までに家のローンを終わらせ、残りの人生は年金で生活出来る時代でした。日本国民が日本国のリーダーを信用出来る時代でしたね。
この様な時代だったので、学を学び大学に行き良い企業に就職しよう!っという時代でした。でも大学進学率は30%ぐらいでしたよ。後、大学に行くのも難しかったですからね。大卒で土木建築業の世界に入る人はまず、いなかったです。大手建設業は勿論、大卒は当たり前でしたからね。
今の時代は学歴社会になり大学を卒業しないと就職の選択がない時代です。大学卒業!っと言う一枚の紙をもらう為に4年間で600万円も700万円もの学費を払い大学卒業!っという一枚の紙をもらいます。医者になりたい、教師になりたい!っと志しのある人は別として、銀行などは私たちの時代は高校卒で就職出来る企業でしたからね。
何処の企業でも高卒はいくら!大卒はいくら!と差を付け、大学に行かないとダメだ!っと洗脳されている様に感じますし、実際大学に行かないと給料、年収、生涯年収に差が付くのが現実になっています。
コレも全て考え方!国が国民を洗脳させる手段?
大学生と言えば俺達の時代だと勉強の出来る人!っと言うイメージでしたが、今の大学生を観ていると、大学と言うビジネスがあり大学生はお客さん?イヤお客様ですね。本来学校は学ぶ何処ですからね。本来わね!
今の時代、大学を卒業して大手企業に就職したら成功ではなくなりましたね。企業に入り営業職一つとっても今と昔とでは180度変わっています。営業職の仕事と言えば、昔は情!今は効率化!昔はお客さんが振り向いたら自分の魅力を伝え引きつける!今は買いに来る人にしか関わらない!
本来営業マンは、スキルを磨き続けるのが営業マンの仕事です。自分の企業で売る商品の勉強は当たり前、そうでは無く、お客さんから何を相談されても答えられるスキルを身に付ける事が営業職だと俺は思っています。簡単に言えば浅く広くかな?狭く深くはものづくりの職人の世界だからね。この様に考えると営業マンの仕事は本来ならスキルを磨き続ける事の出来る人がやる職だと私は思っています。
私は営業職の人達にこの様に話をします。職人の人達からすると営業職は楽な仕事だよね!っと言います。イヤ、そんな事はないです!っと言いますが、私はさらにこの様に言います。100人いたら99人は楽な仕事に見えているからね!っと。不満そうな顔をしますが、それが現実です。
何故なら大学を卒業すると、ほとんどの学生が現場ではなく営業職を希望しますから。
要はこの何十年間で企業毎に従業員の個性を尊重するのではなく、システム化にした為、新入社員でも即、戦力として働ける環境を作ったのだと思います。昔なら新入社員が営業職で入社して来たら、Aさんに付いて仕事を学べ!っと言う感じだったんですがね。要は企業は従業員を育てるのではなく誰でも出来るシステム化にしているのだと思います。
俺達の仕事、土木建築業の良いところは技術を身に付けられるところですね。家族を持ち贅沢な生活は別として飯は食えるからね。それも日本全国どこに行ってもね。それが土木建築業界の良いところです。
今の75歳過ぎの家を建てる大工さん!大工になりたかった訳ではなく、母親に大工になったら飯は一生食えるから大工になりな!っと育てられたそうです。なんか良いよね。まず、お金持ちになりたい!より家族を持っても飯を食わす事が出来る様にならないとな!男なんだから!
大手企業で歳を重ねてリストラくらうより技術を身に付ける事も良いと思うよ!俺わね!