今日は町田の現場にトレンチ工事の仕事に行きました。桝を2ヶ所入れトレンチ管17mを私と小池さんと森部長の3人で10時から始め4時半で終わりました。この工事に使う単粒度砕石を配達してくれるのがダンプの仕事です。
私も21歳の時にトラックの運転手に憧れて10tダンプを買って商売を始めました。とても古いダンプですが、当時100万円で買いました。買ったのも偶然みたいなもんです。私が中学生の時、映画で菅原文太が主役のトラックヤローが全盛期でトラック、ダンプの運転手に憧れたものです。私に限ってはサラリーマンになりたい!っと言う考えは全く無くカッコよく飾ってあるトラックやダンプを運転したく私が買った10tダンプは古かったですが21歳当時妻の真由美さんを乗っけて自慢していたものです。実際大型ダンプを運転すると大きいですが、上から見る景色も良くとても気分が良いもんですよ!
30年前、私が23歳の時に初めて新車の10tダンプを買いました。三菱フソーで950万円だったのを覚えています。当時1日の常用仕事が28000円でしたが、直ぐに30000円になりました。土方をやり1日、8000円から10000円の時代でしたので100万円で買ったダンプで1日30000円は魅力的でしたね。ひと月70万円程の売り上げがあり燃料費が10万円、保険料が3万円、駐車場が3万円、車検やタイヤ代などで年間100万円、月に40万円ぐらい稼げる商売でした。新車のダンプを買っても30万円ぐらいですかね。しかし夜とか頑張るとそれなりに稼げる仕事ですね!この写真のダンプの持ち主は佐野建材で私が20代の頃、名尾建材で運転手をやっていた人です。歳は私より6学年下なので、お互い歳をとりましたね^_^
佐野といろいろ話をしていると今10tダンプの新車は1500万円以上するそうです。30年前の常用が3万円で今は36000から40000円です。しかし30年前の軽油の金額はリッター50円代です。今の半値でした。1日70Lから80Lは油を使う為、新車のダンプの値段が1.5倍するのに常用金額が変わらないのと一緒ですね。責めて燃料費だけでも税金を免除してくれればダンプ仕事の賃金が上がり、魅力ある仕事になると思いますね。今のダンプやトラックの経営はリスクしかないですね。
佐野にこんだけ飾っていくらするのか聞くと、600万円だそうです。1500万円のダンプも2100万円のダンプも1日の稼ぎは一緒ですが、個性的なところが魅力です。ほとんどの人が稼ぎは一緒だろ!っと歳を重ねるたびにその様になってきますが、純粋に飾る事がアートであり魅力であり個性なんだと思います。こないだですが飾ってあるダンプは現場で出入り禁止と言われましたが、そんなくだらない事を言う一般市民がいる事にビックリしました。騒音ならまだ分かりますが飾りで?コレ魅力でしょ!ってね。佐野に言いましたが、二、三台で走っていたら、確かにちんどん屋だけど、台数があったらアートだよな!ってね。一番簡単な魅力はお金だと思います。なんとなくですが私が若い頃に憧れたダンプやトラックはお金ではなかった事を佐野と話して思い出した気がします。
私は土木建築業界の魅力と言うよりは名尾建の魅力を出したいと考えています。現場が出来る!仕事が早い!仕事が綺麗!機動力!組織力!コレは名尾建の理念、ようは考えで、後は1人1人から出る個性が大事です。個性とは個人個人の理想です。佐野建材も1500万円のダンプも2100万円のダンプも1日の稼ぎは一緒です。さらに佐野建材のダンプは荷物を積む箱も大きいです。ほとんどの経営者は荷物をたくさん積むと燃料費が余分に掛かると思い少しでも小さくします。経営者としては正解かもですが、カッコ悪いですね^_^
そう考えるとお金よりカッコ良さが絶対的に優先ですね。ようはお金よりプライドです。プライドを持ち誇りを持った仕事をする事でお金を稼ぐと言うよりも死ぬまで飯が食えますね!損得感情よりプライドですね!
馬鹿のまんまが魅力ですね!俺ももっと馬鹿になって頑張ろ!良し。
2021
11
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