この現場は2年目の連恩が担当している現場です。連恩は今年、成人式を終えたばかりの若者です。この前の現場で基礎工事を任せ施工したのですが、大失敗をしました。古川専務も元請け会社に呼びだされ怒られさんざんでした。
私が連恩を呼んで、何で失敗した?と質問すると、良く分かりません!との返答でした。何で失敗したか分かりません!と言われて直ぐに気付来ました。まだ連恩に現場を任せる事が早かった!と。
失敗した原因が分からない?当たり前ですね正解が分からないのに何が悪いのか分かるはずがないですね。そして私と一緒に現場をやり正解を教えました。正解?て言うのは、正しい仕事です。
連恩は何が悪いのか私は直ぐ分かりました。言われた事は出来るのに、自分でやる事に対し考えない頭になっているのがね。考える事を忘れている連恩がいます。私が漢字を書かない為、漢字が書けなくなる事と一緒ですね。とにかく考える事を教えようと考えました。
この現場の型枠は200m2ほどあります。型枠工事を一つ施工するのに、枠材、セパレート、単管パイプ、サポート、チェーン、ホームタイなどたくさんの材料を使います。これだけの材料を図面を観て拾い出さないといけません。私は私で図面を見て、たくさんの材料を拾い図面に落書きをします。連恩は連恩で図面を観て落書きします。俺ならこうするよ!と答えを見せ、今回は連恩の思った通りにやらせました。勿論、ちょっとした材料は足りませんでした。
しかし今回、この型枠の組立を11人工で施工しました。初めてにしては100点ですね。今日のコンクリート工事しだいですけどね。
何でこれだけ早く施工出来たか?それは簡単です。想像しながら考えているからです。いろいろな材料を拾いながら想像し考える!この作業が準備ですね。準備をして現場に行くと現場では深く考える必要がありません。何故なら準備段階でめーいっぱい考えているからです。そうする事で現場での作業は上手く行きますね。この一連の動きが仕事です。もし現場に行くと想像と違っていたら?それは簡単です。応用力を使えば良いのです。まだまだ連恩あたりでは応用力は無理ですね!何故なら応用力は経験が必要だからです。経験は年数ですね。
だから私は若い従業員に言うのです。とにかく頑張って働け!とね。名尾建の若い従業員に言うの10年経ってからが勝負だよ!と良く言うのは、経験です!毎日8時間働いている人と毎日10時間働いている人では毎日2時間と言う差があります。毎日、この2時間を繰り返す事により10年経った時の経験の差は大きく開きます。10年経ったらいろいろな経験ができます。後は応用力です。考える事により解決出来ますね!だから10年経ってからが勝負なんですよ!10年経ったらどうなる?どんな現場であってもこなす事ができます。応用力を使い考えればね!俺は俺で、今迄誰にも負けないつもりで仕事をして来ました。誰よりも実戦的に経験もしました。今、一生懸命働いて来てどうですか?と聞かれたら一言です。楽しいよ!ですね。楽!では無く楽しい!ですよ。だってね、いろいろな人に相談されますからね!自己満足ですよ、自己満足!若い頃に他の人より働いて来た!と言う自信もあるしね。
とにかく考える!ですね。後、もう一つ考えて身につけなければいけない事は、想っている事を言葉にする事ですね!言っても分かってくれない!では無く、どのように話せば分かってもらえるか?ですね。私はいつも従業員に対し、どのように話せば理解してくれるだろう?といつも考えています。歳も違えば育った環境も違いますからね。でもね、日本国は皆んな日本人の先生に教育されていますからね!
とにかく何一つとっても考える!ですよ。馬鹿はいません!考える事を忘れているだけです!考える事をね。俺も頑張らないとですね!もっとね。
2023
18
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